AAFファイル、EDLファイル、Final Cut Pro、P2モバイルレコーダー、XDCAMデバイスで作成したファイルを読み込み、EDIUSで編集することができます。
AAFファイルを読み込み、EDIUSで編集することができます。
EDIUSでAAFファイルを読み込む場合は、以下の条件を満たす必要があります。
フレーム単位で出力されたAAFファイル
素材ファイルとAAFファイルが別々のもの(embeddedしたAAFファイルは未対応です)
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[プロジェクトのインポート]→[AAF]をクリックします。
[新規シーケンス]にチェックを入れると、シーケンスを新しく作成してAAFファイルを読み込みます。チェックをはずした場合は、新しくトラックが作成され、AAFファイルが読み込まれます。
モノラル設定のオーディオクリップは、次のようにオーディオチャンネルが設定され、モノラル設定のままインポートされます。
A1:チャンネル1
A2:チャンネル2
A3:チャンネル3
A4:チャンネル4
また、オーディオクリップがモノラル設定の場合、クリップが配置されたトラックが偶数のときはL、奇数のときはRに振り分けされます。
EDLファイル(編集リスト)を読み込み、オンライン編集することができます。
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[プロジェクトのインポート]→[EDL]をクリックします。
[EDLインポート 詳細設定]ダイアログが表示されます。
[新規シーケンス]にチェックを入れると、シーケンスを新しく作成してEDLファイルを読み込みます。
EDLファイルが読み込まれ、[クリップの復元と転送]選択ダイアログが表示されます。オフラインクリップの復元を行ってください。
モノラル設定のオーディオクリップは、次のようにオーディオチャンネルが設定され、モノラル設定のままインポートされます。
A1:チャンネル1
A2:チャンネル2
A3:チャンネル3
A4:チャンネル4
また、オーディオクリップがモノラル設定の場合、クリップが配置されたトラックが偶数のときはL、奇数のときはRに振り分けされます。
BVE5000/BVE9100からインポートできない情報は次のとおりです。
EditMode Filed:ASMBL、ASSY1
EditType Filed:C、W、D以外
GPIデータ行
ラーンデータ行
CMX340/CMX3600からインポートできない情報は次のとおりです。
EditType Filed:C、W、D以外
[EDLタイプ]
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入力するEDL形式を選びます。 |
[入力形式]
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[EDLタイプ]でCMX系を選んだ場合に設定可能となります。 速度がかかっている素材のOut点算出方法を選びます。 [Mode1]
素材のデュレーションに速度を掛け合わせ、その値をプレーヤーのIn点のタイムコードに加算(減算)してOut点のタイムコードを算出します。プレーヤーのIn点のタイムコードを基準とし、+方向なら加算、−方向なら減算します。 [Mode2]
プレーヤーのIn点とOut点が素材のIn点とOut点のタイムコードとなっている場合、Out点を算出せずプレーヤーのOut点のタイムコードを使用します。 |
[黒クリップを空白クリップとして扱う]
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リール名(テープごとに付ける番号)がBL/BLK/BLACKとなっているものを黒クリップとして扱い、黒クリップを空白クリップとして扱います。 |
[ビデオトラックにおいて重なったClipは上書きする]/[オーディオトラックにおいて重なったClipは上書きする]
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[ファイルを開く]ダイアログで[新規シーケンス]にチェックを入れずにインポートする時に、1VA(1V、1A)トラックのタイムライン上でクリップが重なった場合、現在のクリップを上書きします。チェックをはずすと、上書きせず重なるクリップを2VA、3VA(2V、3V、2A、3A)トラックにクリップを配置します。2VA、3VA(2V、3V、2A、3A)トラックが存在しない場合は、新しくトラックを作成します。 |
[トランジションのFrom/To側のチャンネルが異なっている時は合わせる]
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From側とTo側でビデオやオーディオの数が異なっていると判断した場合、To側のビデオやオーディオの数情報をFrom側にコピーし整合をとります。[EDLタイプ]でCMX系を選んだ場合に設定可能となります。 |
[リール名をクリップ名として扱う]
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インポートを行なったとき、リール名をクリップ名として扱います。 |
[エラーログを出力する]
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インポート時にエラーが発生した場合にその内容をファイルとして出力します。[出力形式]、[出力種類]を設定することができます。[出力種類]で[全体]を選んだ場合は、インポートした内容とエラー箇所を明記します。 |
Final Cut Proで出力したXMLファイルを読み込み、EDIUSで編集することができます。
Final Cut Pro 7のプロジェクトファイルのビン情報の読み込みも対応しています。
ただし、ビン情報の読み込みはクリップとシーケンスクリップのみになります。「カラーバーとトーン」フォルダー、「マット」フォルダー内のクリップおよび「黒み」クリップは読み込むことができません。
Final Cut Pro 7で「カラーバー信号の詳細」の「デジタル・カラーバー(100/0/100/0)」または「デジタル・カラーバー(100/0/75/0)」のクリップは、EDIUSのカラーバークリップの[100/x/100/x Color Bar]または[100/x/75/x Color Bar]に置き換わります。それ以外のカラーバーは、EDIUSの[SMPTE Color Bar]に置き換わります。
Final Cut Pro 7のカラーバーのトーンレベルに対応しています。
Final Cut Pro 7の「カラーマット」・「単色」で指定した色のクリップが使用されている場合、EDIUSのカラーマットクリップに置き換わります。ただし、Final Cut Pro 7の「カラーマット」・「単色」のアルファには対応していません。
Final Cut Proのマルチクリップは、マルチクリップ内で選ばれているものがEDIUSのタイムラインに配置されます。
次のものはEDIUSで復元できません。
タイトル(テキスト)クリップ
クリップと空白に適用されているトランジション
ディゾルブ以外のトランジション(すべてディゾルブに置き換えられます。)
キーフレーム
ビデオフィルター
また、同じシーケンスクリップでも別のシーケンスクリップとして取り込まれる場合があります。同じシーケンスクリップとして取り込まれるのは、シーケンスIDだけが記載されていて内部タグが空の場合のみです。
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[プロジェクトのインポート]→[FCP XML]をクリックします。
XMLファイルが読み込まれ、[クリップの復元と転送]選択ダイアログが表示されます。オフラインクリップの復元を行ってください。
P2モバイルレコーダー(AJ-HPM100/AJ-HPM110/AJ-HPM200)で編集したプレイリストを読み込み、EDIUSで編集することができます。
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[プロジェクトのインポート]→[P2 PLAYLIST]をクリックします。
タイムラインにクリップが配置されます。
[新規シーケンス]にチェックを入れると、シーケンスを新しく作成してXMLファイルを読み込みます。開始タイムコードは、読み込むプレイリストを優先して設定されます。
チェックをはずした場合は、選んでいるシーケンスにXMLファイルが読み込まれます。開始タイムコードは、選んでいるシーケンスを優先して設定されます。
[ファイルコピー]にチェックを入れると、[参照]をクリックして指定したフォルダーに素材ファイルをコピーし、コピーした素材ファイルを参照します。
チェックをはずした場合は、元の素材を参照します。
オーディオクリップは、Aトラックに配置されます。
XDCAM HDデッキやXDCAM付属ソフトウェアなどで作成した編集リストを読み込み、EDIUSで編集することができます。
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[プロジェクトのインポート]→[XDCAM]をクリックします。
XDCAMディスクの場合は、「Edit」フォルダー内のSMIファイルを選びます。
PDZ-1の拡張クリップリストの場合は、「General」フォルダー内のSMIファイルを選びます。
PDZ-1の拡張クリップリスト(一枚のディスクだけで構成されているもの)をディスクに書き戻した時の場合は、「General」→「ExtClipList」フォルダー内のSMIファイルを選びます。
PDW-U1(SAM形式)の場合は、「EDTR」→「EDITLIST名」フォルダー内のSMIファイルを選びます。
PDW-U1(SAM形式)の拡張クリップリストの場合は「General」→「ExtClipList」フォルダー内のSMIファイルを選びます。
[新規シーケンス]にチェックを入れると、シーケンスを新しく作成してSMIファイルを読み込みます。チェックをはずした場合は、選んでいるシーケンスにSMIファイルが読み込まれます。開始タイムコードは、SMIファイルと同じフォルダー内にあるXMLファイルに記述されているタイムコードになります。
[ファイルコピー]にチェックを入れると、[参照]をクリックして指定したフォルダーに素材ファイルをコピーし、コピーした素材ファイルを参照します。
チェックをはずした場合は、元の素材を参照します。
オーディオクリップは、Aトラックに配置されます。
XDCAMファイル読み込み時の設定は、[システム設定]の[インポーター/エクスポーター]→[XDCAM]で変更できます。
選んだSMIファイルと同じフォルダーに、対になるXMLファイルが存在しない場合、正常に読み込めません。このXMLファイルには、タイムラインの開始タイムコードとTCモードの設定(ドロップ/ノンドロップ)が記述されています。