付属の「EDIUS Watch Tool」で監視フォルダーを指定できます。「EDIUS Watch Tool」を起動中、指定したフォルダーにファイルが追加されると、次回EDIUSを起動させたときに自動的にビンの[Watch folder]にクリップを追加します。
監視フォルダーにファイルを格納すると、ビンに自動的に登録することができます。
プログラムが起動します。
メニューバーの[ツール]をクリックし、[EDIUS Watch]をクリックします。
指定フォルダー内のフォルダーも監視する場合は、[サブフォルダも監視する]にチェックを入れます。
監視フォルダーを複数指定する場合は、手順4と5を繰り返します。
ネットワーク編集システムでは、共有しているすべての端末で[ネットワークからの通知を処理する]にチェックを入れてください。[監視の設定]ダイアログの[ネットワーク設定]で、[変更をブロードキャストする]を設定している端末は、監視フォルダー内のファイルに変更があった場合に、他の端末に変更内容を通知します。変更内容を受信した端末は、[監視の設定]の設定内容に応じて処理を行います。[ネットワークからの通知を処理する]のチェックをはずした場合は、変更内容の通知および受信を行いません。
画面右下のタスクトレイにEDIUS Watchのアイコンが表示されます。
通常は黄色のアイコンで表示されていますが、監視フォルダーの状態によって次のように色が変化します。
水色:フォルダー監視中
赤色:監視フォルダーに新しいファイルが追加
「EDIUS Watch Tool」は、監視フォルダー内での作業を次のように反映します。
ファイルを追加:ビンの[Watch folder]にファイルを追加します。同名のファイルが存在する場合は、追加しません。
ファイルの削除:ビンの[Watch folder]内にある同名のファイルをすべて削除します。
ファイル名の変更:ビンにある同名のファイルを、すべて新しいファイル名に置換します。ただし、ビンに登録していないファイルの名称を変更した場合は、ファイルを新たに追加します。
監視フォルダー内のフォルダーを移動させると、そのフォルダー内のファイルはオフラインクリップとして扱われます。
本プログラムの起動中のみフォルダーを監視します。起動していない状態でのファイルの追加/削除は、検出されません。Windows起動時に「EDIUS Watch Tool」を自動的に起動するように設定できます。
監視について設定します。
[監視の設定]ダイアログが表示されます。
ネットワーク上のフォルダーを監視する場合、ユーザー名やパスワードの入力を解除しておいてください。
[監視するフォルダ]
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監視対象フォルダーを一覧表示します。監視フォルダーを追加/削除/編集する場合は、各ボタンをクリックします。監視フォルダーは、最大10個まで設定できます。 |
[監視する拡張子]
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監視するファイルの拡張子を入力します。複数の拡張子を指定する場合は、「;」で区切って入力します。ワイルドカード(*や?)は使用できません。 |
[監視条件]
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フォルダーを監視する条件を設定します。 [EDIUSが起動しているとき]
EDIUS起動中に監視フォルダーにファイルが追加された場合は、自動的にビンへ登録されます。EDIUSが起動していないときに追加された場合は、登録されません。 [EDIUSが起動していないとき]
EDIUSが起動していない間にファイルが追加された場合のみ、自動的にビンへ登録します。EDIUS起動中に追加された場合は、登録されません。 [常に]
監視フォルダーにファイルが追加されたときは、必ず自動的にビンへ登録します。 [監視のみ]
[監視する拡張子]にMPEGファイルを指定した場合や、ネットワーク編集システムで時差編集を行う場合にのみ有効になります。常に監視フォルダーを監視して、ファイルが追加された場合、[検出ファイル一覧]に追加しますが、ビンには登録されません。ネットワーク編集システム環境で時差編集を行う場合、キャプチャ用端末ではこの項目を選んでください。 |
[検出結果を一時ファイルに保存する]
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チェックを入れると、検出結果を一時ファイルに保存し、次回起動時に前回の状態に復元できます。前回の状態を反映させたくない場合や環境が大きく変わった場合は、チェックを外してください。 |
[スタートアップに登録する]
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Windows起動時に、「EDIUS Watch Tool」も同時に起動させます。 |
[MPEGシーク結果情報]
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[監視する拡張子]にMPEGファイルの拡張子(*.m2t、*.mpgなど)を入力した場合、有効になります。クリックすると、[MPEGシーク結果情報ファイル]ダイアログが表示されます。 |
[時差編集ファイルを使用する]
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チェックを入れると、キャプチャ途中のファイルであっても監視条件に応じてビンに登録され、既に取り込みが完了している部分をEDIUSで編集することができます。 |
[ネットワーク設定]
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クリックすると、[ネットワークの設定]ダイアログが表示されます。 |
[自動的に作成する]
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チェックを入れると、監視フォルダーにMPEGファイルが追加されたときに、自動的にバックグラウンドでシーク情報結果ファイルを作成します。このファイルを作成しておくと、追加されたMPEGファイルをEDIUSで開くときにシークが高速化されます。 [リネーム/削除されたときに情報ファイルもリネーム/削除する]
チェックを入れると、監視フォルダー内のMPEGファイルのファイル名が変更、またはファイルが削除された場合、MPEGシーク結果情報ファイルも同様にファイル名の変更、またはファイルを削除します。 [PTSを優先して使用する]
この項目は変更できません。EDIUSでは、シークの基準時間はPTS(タイムスタンプ情報)を優先します。 |
[変更をブロードキャストする]
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一部のファイルシステムでは、共有しているフォルダー内の変更(ファイル追加、削除、またはファイル名の変更など)を行っても、他の端末にその変更内容が反映されない場合があります。共有フォルダーを監視フォルダーに指定している場合、チェックを入れると、フォルダー内を変更したときにEDIUS Watch Toolがネットワーク上の他の端末で動作しているEDIUS Watch Toolに対しても変更内容を反映します。直接、ファイルを共有フォルダーに書き出すキャプチャ用端末にのみ設定します。 [ブロードキャストアドレス]
変更内容の通知に使用するブロードキャストアドレスを設定します。グローバルアドレス(255.255.255.255)より、サブネットのブロードキャストアドレスを設定することを推奨します。サブネットのブロードキャストアドレスは、例えば、「192.168.0.x」のアドレスに対しては「192.168.0.255」、「10.0.x.x」のアドレスに対しては「10.0.x.x」のように設定します。 共有しているすべての端末で同一のアドレスを設定する必要があります。 |
検出したファイルは、次回EDIUSを起動した時点で自動的にビンへ登録されます。ファイルをビンへ登録しない場合は、EDIUSを起動させる前にリストから削除する必要があります。
[検出ファイル一覧]ダイアログが表示されます。
ファイルがリストから削除されます。
タスクトレイのアイコン上にマウスカーソルを移動させると、ビンに未登録のファイル数を表示します。すでにビンに登録されたファイルは表示数に含まれません。
リストからファイル名を削除しても、監視フォルダー内のファイルは削除されません。
(1)
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リスト
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リストには検出されたファイルやビンに登録されているファイルなどを一覧表示します。各ファイルの状態を次のアイコンで示しています。 :未登録のファイル :ファイル名の変更が検出されたファイル :削除が検出されたファイル :ビンに登録されたファイル :現在は存在しないファイル |
(2)
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[自動的に表示を更新する]
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新たにファイルが追加された際、リストを自動的に更新します。 |
(3)
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[BINへの登録時に一覧から削除する]
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ビンへ登録したファイルはリストから削除されます。この変更は再起動後から有効です。 |