EDIUS 7 Online Help

Reference Manual

 

Hardware Setup Guide

 

Installation Manual

 

ユーザーズガイド

クリップ全体に効果を与える

色や明るさなどの画質調整やオーディオ編集など、クリップ全体にフィルターを使用します。

色/明るさ調整【カラーコレクション】

前後の映像の色味を合わせたり、色かぶりを補正したりといった色調整や、白飛びや黒つぶれの補正など明るさの調整を行います。カラーコレクション用に次のフィルターがあります。

[3-Way カラーコレクション]

シャドウ(ブラック)、中間部(グレイ)、ハイライト(ホワイト)の色補正を行います。

3-Way カラーコレクションを調整する

[YUVカーブ]

輝度(Y)、青の色差(U)、赤の色差(V)をグラフで調整します。シャドウとハイライトのバランスを見ながら微調整ができます。

YUVカーブは、キーの追加は可能ですが、キー間の補間アニメーションは無効です。

YUVカーブを調整する

[カラーバランス]

彩度、輝度、コントラスト、色味をスライダーで調整します。

カラーバランスを調整する

[カラーホイール]

ポイントを移動させて色の濃さを、ホイールを回転させて色調を調整します。

カラーホイールを調整する

[モノトーン]

映像をモノトーンにします。

モノトーンを調整する

1[エフェクト]パレットのフォルダービューで、[ビデオフィルター]のツリーをクリックする
2[カラーコレクション]のツリーをクリックし、フィルターを表示する
3使用するフィルターをタイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップする
その他の方法

3-Way カラーコレクションを調整する

1[インフォメーション]パレットを表示し、[3-Way カラーコレクション]をダブルクリックする

エフェクトの確認/調整

[3-Way カラーコレクション]ダイアログが表示されます。

[3-Way カラーコレクション]ダイアログ

2各色バランスを調整し、[OK]をクリックする
[3-Way カラーコレクション]ダイアログ
(1)
[ブラックバランス]/[グレイバランス]/[ホワイトバランス]

シャドウ(ブラック)、中間部(グレイ)、ハイライト(ホワイト)のそれぞれで、ポイントをドラッグして補正を行います。

カラーホイールのポイントをドラッグしてHue(色相)、スライダーを移動させて彩度とコントラストの調整ができます。

(2)
[効果範囲の制限]

指定した範囲のみ補正します。

[Hue](色相)、[彩度]、[輝度]に対して、チェックを入れると、補正する範囲を指定できます。各欄に値を直接入力するか、三角形のスライダーや格子、斜線部分をドラッグして効果範囲を設定します。

A:補正を100%適用する範囲

B:補正量を徐々に上げていく範囲

C:補正量を徐々に下げていく範囲

(3)
[キー表示]

[効果範囲の制限]の設定によりどの領域に効果が出るのかを表示して確認できます。効果が100%の領域は白色、0%の領域は黒色で表示されます。

(4)
[ヒストグラム表示]

計算したヒストグラムを、Hue、彩度、輝度の各項目で表示します。

(5)
[カラーピッカー]

プレーヤーやレコーダーの表示画像から色を選ぶことができます。

(6)
プレビュー設定

プレビュー設定

(7)
キーフレーム設定

キーフレーム設定

(8)
[初期値]

各バランス枠の[初期値]をクリックすると、そのバランスに関連するパラメータのみが初期値に戻ります。

ウィンドウ下部の[初期値]をクリックすると、

すべてのキーが削除され、パラメータが初期値に戻ります。

全体的に色を補正する
1[インフォメーション]パレットを表示し、[3-Way カラーコレクション]をダブルクリックする

[3-Way カラーコレクション]ダイアログが表示されます。

[3-Way カラーコレクション]ダイアログ

2カラーピッカーから補正したい色をクリックする

[ブラック]をクリックした場合には、カラーピッカーで取得した色が黒色になるように調整します。同様に[グレイ]では灰色に、[ホワイト]では白色になるように調整します。

[自動切替]の場合には、取得した色の明るさから自動で判断されます。例えば明るい色を取得したときは白色に調整します。

3レコーダーで補正したい部分をクリックする

自動で色が補正されます。カラーホイールのポイントや、彩度、コントラストのスライダーで調整することもできます。

例:

色かぶりしてしまった白色のテーブルを補正したい場合

カラーピッカーから[ホワイト]をクリックし、画像のテーブル部分をクリックします。

一部の色だけ補正する

肌の発色をよくしたい場合など、補正を適用する範囲を制限して調整することができます。

1[インフォメーション]パレットを表示し、[3-Way カラーコレクション]をダブルクリックする

[3-Way カラーコレクション]ダイアログが表示されます。

[3-Way カラーコレクション]ダイアログ

2カラーピッカーで[制限範囲]をクリックする
3レコーダーで補正したい部分をクリックする

キーボードの[Shift]を押しながら複数の部分をクリックすると、現在の制限範囲に加えてその部分の色も制限範囲に含められます。

4色の補正を行う

YUVカーブを調整する

1[インフォメーション]パレットを表示し、[YUVカーブ]をダブルクリックする

エフェクトの確認/調整

[YUVカーブ]ダイアログが表示されます。

[YUVカーブ]ダイアログ

2YUVカーブを調整し、[OK]をクリックする
[YUVカーブ]ダイアログ
(1)
YUVカーブ

Y、U、Vのそれぞれについてグラフのラインをドラッグして調整します。Yカーブ左下の数値は(入力値,出力値)を示しています。

(2)
[曲線補間]/[直線補間]

グラフラインをカーブにするか直線にするか設定できます。

(3)
[初期値]

各グラフの[初期値]をクリックすると、Y、U、Vそれぞれが初期値に戻った値がキーとして追加されます。

ウィンドウ下部の[初期値]をクリックすると、すべてのキーが削除され、グラフが初期値に戻ります。

(4)
[セーフカラー]

チェックを入れると、映像信号がYUV色空間からはずれないよう、自動で調整します。

(5)
プレビュー設定

プレビュー設定

(6)
キーフレーム設定

キーフレームごとにYUVカーブのグラフを調整できます。キーの補間設定は[固定]のみとなり、時間軸に沿っての変化はできません。

キーフレームの設定方法についてはキーフレーム設定を参照してください。

キーフレーム設定

カラーコレクションダイアログ共通部
プレビュー設定

カラーコレクションを適用した画像と、元の画像を並べて比較することができます。

(1)
[現在の画面をフィルター効果の比較対象にする]

フィルターの効果を比較するときに、タイムラインカーソル位置の画面で固定します。

(2)
フィルターの効果を確認

フィルターの効果を比較するときに、画面をどのように割るか設定できます。

(3)
フィルター適用画像の割合

フィルターの効果を比較するときに、フィルターを適用した映像を表示する割合を設定できます。

キーフレーム設定

カラーコレクションのパラメータを時間軸に沿って変更し、再生して確認することができます。

(1)
タイムラインコントローラー

左右にドラッグしてタイムスケールの表示単位を調整します。左へ動かすと表示単位が小さく、右へ動かすと大きくなります。右端は[フィット]になります。

(2)
再生/ツールボタン

:タイムラインをレコーダーで再生します。

:編集中のクリップを繰り返し再生します。

:操作を元に戻します。

[Ctrl] + [Z]

:元に戻した操作をやり直します。

[Ctrl] + [Y]

:各パラメーターの変化の様子をグラフ表示に切り替えます。グラフ表示にすると、タイムラインは選んでいるキーのグラフ表示になります。キーを上下させてパラメーターを編集することができます。

数値を入力して、Y軸の数値と目盛りを変更できます。

(3)
キーフレーム用タイムスケール

タイムスケール設定で選んだ単位でタイムラインに目盛りを表示します。

タイムスケールを右クリックし、[タイムラインTC]をクリックするとタイムラインのタイムコード、[0ベースTC]をクリックするとクリップの先頭を0としてタイムコードを表示します。

また、クリップが配置されている位置にシーケンスマーカーが設定されている場合は、タイムスケールを右クリックし、[前のシーケンスマーカーに移動]または[次のシーケンスマーカーに移動]をクリックして前後のシーケンスマーカーにタイムラインカーソルを移動できます。

(4)
タイムスケール設定

クリックすると、設定している表示単位と[フィット]を切り替えられます。

左の矢印をクリックすると表示単位が小さく、右の矢印をクリックすると大きくなります。

(5)
拡張ボタン

クリックすると、各項目の詳細が設定できるようになります。

数値入力またはコントロールにカーソルを合わせ、マウスカーソルの形が変わったらドラッグすることでパラメーターを編集することができます。

(6)
有効/無効

チェックをはずした項目は、パラメーターの設定が無効になります。キーフレームを設定したい場合は、エフェクト名のチェックボックスにチェックを入れてください。

(7)
[デフォルト追加]

クリックすると、タイムラインカーソルの位置に、各パラメーターの項目のキーフレームが初期値で設定されます。

(8)
キーフレーム設定

中央のをクリックすると、タイムラインカーソルの位置にキーフレームを設定します。タイムラインカーソルがキーフレーム上にある場合は、キーの削除になります。

左右の矢印をクリックすると、前後のキーフレームに移動します。

(9)
キーフレーム用タイムライン

タイムラインカーソルの位置でエフェクトの編集を行うと、自動的にキーフレームが追加されます。

また、各パラメーターの項目を拡張すると、キーを上下にドラッグすることでパラメーターを編集することもできます。

カラーバランスを調整する

1[インフォメーション]パレットを表示し、[カラーバランス]をダブルクリックする

エフェクトの確認/調整

[カラーバランス]ダイアログが表示されます。

[カラーバランス]ダイアログ

2カラーバランスを調整し、[OK]をクリックする
[カラーバランス]ダイアログ
(1)
スライダー

それぞれの項目について、スライダーを移動させて調整します。

(2)
[セーフカラー]

チェックを入れると、映像信号がYUV色空間からはずれないよう、自動で調整します。

(3)
プレビュー設定

プレビュー設定

(4)
キーフレーム設定

キーフレーム設定

(5)
[初期値]

クリックすると、すべてのキーが削除され、スライダーが初期値に戻ります。

カラーホイールを調整する

1[インフォメーション]パレットを表示し、[カラーホイール]をダブルクリックする

エフェクトの確認/調整

[カラーホイール]ダイアログが表示されます。

[カラーホイール]ダイアログ

2カラーホイールを調整し、[OK]をクリックする
[カラーホイール]ダイアログ
(1)
カラーホイールポイント

スライドさせて色の濃さ(彩度)を調整します。円の外側に近づくほど彩度が上がります。

(2)
ホイール

ドラッグして回転させ、色調を調整します。

(3)
[輝度]/[コントラスト]

スライダーを移動させて輝度とコントラストを調整します。

(4)
[セーフカラー]

チェックを入れると、映像信号がYUV色空間からはずれないよう、自動で調整します。

(5)
プレビュー設定

プレビュー設定

(6)
キーフレーム設定

キーフレーム設定

(7)
[初期値]

クリックするとすべてのキーが削除され、ホイールとカラーホイールポイントが初期値に戻ります。

モノトーンを調整する

1[インフォメーション]パレットを表示し、[モノトーン]をダブルクリックする

エフェクトの確認/調整

[モノトーン]ダイアログが表示されます。

[モノトーン]ダイアログ

2モノトーンを調整し、[OK]をクリックする
[モノトーン]ダイアログ
(1)
スライダー

スライダーを移動させて色調を調整します。

(2)
キーフレーム設定

キーフレーム設定

ビデオフィルター

画像のちらつきを押さえる効果を与えたり、石板に彫ったような立体的な画像にするなど、映像全体に特殊効果をかけます。

1[エフェクト]パレットのフォルダービューで、[ビデオフィルター]のツリーをクリックし、フィルターを表示する

フィルターの内容については、プロパティの説明文や実際にフィルターを適用することでご確認ください。

2使用するフィルターをタイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップする
その他の方法

オーディオフィルター

雑音を抑えたり、人の声を際立たせるなど、オーディオ部分の調整ができます。

1[エフェクト]パレットのフォルダービューで、[オーディオフィルター]をクリックし、フィルターを表示する

フィルターの内容については、プロパティの説明文や実際にフィルターを適用することでご確認ください。

2使用するフィルターをタイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップする
その他の方法
EDIUS World Home Where to Buy Try EDIUS 7 Support Manual FAQ
Copyright © 2016 Grass Valley Canada. All rights reserved.
Join the Conversation: Grass Valley on Facebook Grass Valley on Twitter Grass Valley on Youtube