レイアウターを使って、画面を分割してそれぞれにビデオ映像を配置したり、回転させたり、キーを設定して動きをつけたりすることができます。
タイトルクリップ中のテキスト・オブジェクトのレイアウト設定もできます。
ビデオ量子化ビット数が10 -bitのプロジェクトの場合、レイアウトは10 -bitの精度を保ったまま処理されます。
1) ビデオ部分を含むクリップを選び、[インフォメーション]パレットの[レイアウター]をダブルクリックする
[レイアウター]ダイアログが表示されます。
メニューバーの[クリップ]をクリックし、[レイアウター]をクリックします。
タイムラインのV/VAクリップのビデオ部分を右クリックし、[レイアウター]をクリックします。
レイアウターの起動: [F7]
[レイアウター]ダイアログは、ダイアログの端や角にカーソルを合わせ、形が変わったらドラッグしてウィンドウの大きさを調整できます。また[最大化]をクリックして、ウィンドウを最大化することもできます。
プレビューやパラメーターの下部にカーソルを合わせ、形が変わったらドラッグして、表示領域を調整できます。
クロッププレビュー、トランスフォームプレビューで右クリックするとメニューが表示され、ツールを選んだり、タブを切り替えたりできます。
クロッププレビュー、トランスフォームプレビューで、プレビューやアンカーをキーボードの[Shift]を押しながらドラッグすると、X軸またはY軸方向に制限して移動できます。
2) レイアウトを編集する
ご注意 |
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3) [OK]をクリックする
レイアウターを設定したクリップには橙色のラインが表示されます。
編集したレイアウターの設定を、オリジナルエフェクト(ユーザープリセットエフェクト)として[エフェクト]パレットに登録することができます。エフェクトとして登録することで、エクスポートして他のPCのEDIUSにインポートすることなどができます。
(1) |
[クロップ]タブ |
クロッププレビューを表示します。プレビュー内でマウス操作で直感的に編集することもできます。 |
(2) |
[トランスフォーム]タブ |
レイアウトプレビューを表示します。プレビュー内でマウス操作で直感的に編集することもできます。 |
(3) |
モードボタン |
:2Dモードに切り替えます。平面的な移動や回転ができます。 |
:3Dモードに切り替えます。立体的な移動や回転ができます。 |
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:中心線やセーフエリアなどのガイドの表示/非表示を切り替えます。 |
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(4) |
ツールボタン |
:マウスをドラッグして画面の移動やハンドル操作ができます。 |
:マウスをドラッグして画面の拡大・縮小ができます。ドラッグ開始点を中心に右にドラッグで拡大、左にドラッグで縮小することができます |
||
:マウスをドラッグして表示範囲を移動できます。 |
||
:操作を元に戻します。 [Ctrl] + [Z] |
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:元に戻した操作をやり直します。 [Ctrl] + [Y] |
||
:パンツールで移動させた表示範囲をセンタリングします。 |
||
:拡大・縮小表示をプレビュー画面の範囲にフィットさせます。 |
||
:数値入力またはリストから選んで表示倍率を設定します。 |
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(5) |
[パラメーター]タブ |
クロップ、トランスフォームの編集を行います。 |
(6) |
[プリセット]タブ |
編集したレイアウトを保存して、他のクリップに適用することができます。 |
(7) |
表示切り替え |
:パラメーターを%表示に切り替えます(%表示に対応するもののみ)。 |
:パラメーターをピクセル表示に切り替えます(ピクセル表示に対応するもののみ)。 |
||
(8) |
キーフレーム用タイムライン |
キーフレームを設定して、クロップやトランスフォームに変化を付けることができます。タイムラインの長さは、編集中のクリップのデュレーション分になります。 |
(9) |
[既定値として保存] |
クリックすると、現在の設定内容を既定値として保存します。クリップをタイムラインに配置するとき、常に既定値のレイアウトが適用されます。 |
(10) |
[初期化] |
クリックすると、レイアウターの設定を既定値として保存されているレイアウトに戻します。レイアウトを変更していない状態に戻すときは、プリセットの[デフォルト]を適用してください。 |
四隅と辺の中央にある操作ハンドルにカーソルを合わせてドラッグすると、表示範囲を指定できます。
パラメーターの編集をプレビューに反映します。また、プレビュー内のハンドルなどをドラッグすることでも編集できます。
(1) |
ストレッチハンドル |
四隅と辺の中央にある操作ハンドルにカーソルを合わせてドラッグすると、拡大・縮小ができます。 |
(2) |
ガイド |
アンダースキャン、オーバースキャン、タイトルセーフ、水平/垂直の中線を示しています。[ガイドの表示]をクリックすると、表示/非表示を切り替えられます。 |
(3) |
回転ハンドル |
操作ハンドルにカーソルを合わせてドラッグすると、回転ができます。 3Dモードでは、緑色がY軸を中心に回転、赤色がX軸を中心に回転、青色がZ軸を中心に回転します。プレビュー画面での回転では、X/Y/Zの軸は映像に対して、パラメーターで数値入力での回転では、X/Y/Zの軸はディスプレイに対しての値になります。 |
(4) |
プレビュー |
パラメーターの編集結果を表示します。 プレビューをドラッグすると、表示位置を変更できます。 3Dモードでは、矢印をドラッグすると、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれの方向に立体的に移動できます。 |
(5) |
アンカー |
映像の基準点を示します。回転の中心やストレッチの基準点となります。キーボードの[Ctrl]を押しながらドラッグすると位置を変更できます。 |
数値入力またはスライダーやコントロールで編集します。
各編集メニューの拡張ボタンをクリックすると、スライダー、コントロールの表示/非表示を切り替えられます。
[デフォルトパラメータをセット]をクリックすると、各編集メニューの設定内容のみを既定値として保存されているレイアウトに設定できます。
また、各数値入力欄に青色の三角形が表示されている場合は、クリックして表示単位を切り替えられます。
プレビュー画面で編集を行うと、パラメーターに反映されます。
[素材のクロップ] |
クロップする範囲を指定します。%表示では元のクリップの幅および高さを100%として、上下左右それぞれの部分について切り取る割合を入力します。ピクセル表示では、切り取るピクセル数を入力します。スライダーを左右にドラッグしても編集できます。 [アンカーを自動補正する] チェックを入れると、クロップする量に応じてアンカー位置も変更されます。チェックをはずすとクロップ値を変更してもアンカーは動きません。 |
[アンカー] |
映像の基準位置を設定します。クロップする前の素材映像の中央を原点とし、アンカー位置をX、Y(3DモードではX、Y、Z)に入力して設定します。 |
[位置] |
クロップ後の映像のレイアウト位置を、数値入力またはセーフエリアに合わせることで設定できます。 X、Y/X、Y、Z フレームの中央を原点とし、アンカーをどこに配置するかをX、Y(3DモードではX、Y、Z)に入力して設定します。 エリア選択 リストから位置フィットボタンでフィットさせるエリアを選びます。 位置フィットボタン アンカーをクロップされた表示範囲の左上、上端、右上、左端、中央、右端、左下、下端、右下に移動し、エリア選択で選んだガイドのそれぞれの位置に合わせて配置します。 3Dモードで編集中、位置の設定でZの値を変更している場合は、奥行きに応じたガイドの位置に配置されます。 |
[ストレッチ] |
クロップ後の映像の倍率を、数値入力またはフィットボタンをクリックすることで設定できます。 X、Y クロップ後の映像の大きさを100%として倍率を入力します。 ストレッチフィットボタン クロップ後の映像が、画面の縦および横にフィットするように拡大・縮小します。 をクリックすると、全体が表示できる最大の大きさになります。 [フレームアスペクトを保持する] チェックを入れると、元画像の縦横比を維持したまま拡大・縮小します。 [ピクセルアスペクトを無視する] ピクセルアスペクトと無関係にピクセル等倍のマッピングをします。 [リサンプリング法] 編集中のクリップに対して、映像を変形するときのリサンプリング方法を選びます。 |
[回転] |
クロップ後の映像を回転させます。 角度を入力またはコントロールにカーソルを合わせ、形が変わったらドラッグすることで回転できます。 |
[遠近] |
数値を入力またはスライダーを左右にドラッグすることで遠近を設定できます。 2Dモードでは[遠近]は表示されません。 |
[立体視] |
立体視編集モード時のみ表示されます。 [レンズ間距離] L側とR側のカメラ間の距離を設定します。フレームの高さを100%としたときの相対値です。 [ゼロ視差距離] 近平面から視差がつかない平面までの距離を設定します。 |
[不透明度/カラー] |
素材と背景のそれぞれに対して、不透明度を入力します。0%が透明、100%が不透明です。 スライダーを左右にドラッグしても編集できます。 [背景の塗潰しカラー] 背景の色を設定できます。カラーボックスをクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示されます。 |
[エッジ] |
クロップ後の映像に枠をつけます。 [カラー] チェックを入れるとカラーエッジを有効にします。エッジの幅をピクセル単位で入力します。スライダーを左右にドラッグしても編集できます。 カラーボックスをクリックして、エッジの色を設定します。 [ソフト] チェックを入れると、エッジにぼかしが入ります。ぼかしの幅をピクセル単位で入力します。スライダーを左右にドラッグしても編集できます。 [角を丸くする] チェックを入れると、エッジの角が丸くなります。 [サイド] [カラー]/[ソフト]を、エッジの外側/内側/両側から選んで適用できます。 |
[ドロップシャドウ] |
[ドロップシャドウを有効にする]にチェックを入れると、クロップ後の映像にドロップシャドウをつけます。[距離]や[不透明度]、[柔らかさ]を数値を入力して設定します。スライダーを左右にドラッグしても編集できます。 [方向]に角度を入力またはコントロールにカーソルを合わせ、形が変わったらドラッグすることでドロップシャドウの方向を設定できます。 カラーボックスをクリックして、ドロップシャドウの色を設定します。 |
[リサンプリング法]は、次の項目から選べます。
(1) |
[現在のプロジェクト設定] |
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(2) |
[バイリニア法(高速・滑らか)] |
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(3) |
[面積平均法(高速・シャープ)] |
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(4) |
[バイキュービック法] |
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(5) |
[Lanczos 2(インタレースの自然画に最適)] |
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(6) |
[Lanczos 3(高画質)] |
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(7) |
[Lanczos 3 - 滑らか(モーショングラフィックスに最適)] |
|
(8) |
[Lanczos 3 - シャープ(プログレッシブの自然画に最適)] |
(2) ~ (8) のリサンプリング法については、次の表を参照してください。 の数は、該当の現象に対する処理能力の高さを示しています。
拡大の場合
ぼけ |
エイリアシング |
オーバーシュート |
計算速度 |
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(2) |
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(3) |
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(4) |
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(5) |
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(6) |
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(7) |
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(8) |
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縮小の場合
ぼけ |
エイリアシング |
オーバーシュート |
計算速度 |
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---|---|---|---|---|
(2) |
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(3) |
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(4) |
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(5) |
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(6) |
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(7) |
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(8) |
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1) クリップを選んでレイアウターを起動し、レイアウトを編集する
2) [プリセット]タブをクリックする
3) [新規]をクリックし、[はい]をクリックする
4) プリセット名とコメントを入力し、[OK]をクリックする
編集したレイアウターの設定を、オリジナルエフェクト(ユーザープリセットエフェクト)として[エフェクト]パレットに登録することができます。エフェクトとして登録することで、エクスポートして他のPCのEDIUSにインポートすることなどができます。
プリセット一覧でプリセットを選び、[保存]をクリックすると、コメントの編集や、編集内容を上書き保存するか、新しく保存するかを選べます。上書き保存する場合は、プリセット名を変えずに[OK]をクリックし、[はい]をクリックします。
(1) |
[新規] |
現在の編集内容を、新しいプリセットとして保存します。 |
(2) |
[保存] |
現在の編集内容を、保存します。 |
(3) |
[削除] |
選んでいるプリセットを削除します。 |
(4) |
[適用] |
プリセットを選んで適用します。 |
(5) |
プリセット一覧 |
保存されているプリセットが一覧で表示されます。 |
(6) |
コメント |
選んでいるプリセットのコメントを表示します。 |
1) クリップを選んでレイアウターを起動する
2) [プリセット]タブをクリックする
3) プリセットを選び、[適用]をクリックする
プリセット一覧で、適用するプリセットをダブルクリックします。
4) [OK]をクリックする
レイアウターを設定したクリップには橙色のラインが表示されます。