VARICAM機器で撮影した映像をEDIUSに取り込んで、編集することができます。
ここでは、VARICAM機器を使用して映像の入出力を行う場合のポイントについて説明しています。
プロジェクト設定の[TCプリセット]が「00」以外に設定されている場合、ストリーム出力時のTCとアクティブフレーム情報のシーケンスが一致しない場合があります。
プロジェクトのフレームレートと素材のフレームレートが一致しない場合、再生時間に合わせて音声の速度も変更されるためにピッチ(音程)が変化します。必要があれば波形編集ソフトウェアやオーディオフィルターのピッチシフターで調整してください。
VARICAM機器を使用して映像の入出力を行う前に、あらかじめ、IEEE1394経由でPCに接続されたVARICAM機器をデバイスプリセットとして登録しておきます。
AJ-HD1200AをIEEE1394接続する場合は、オプションボードを装着する必要があります。
ここでは、VARICAM機器のデバイスプリセット登録時のポイントについて説明します。デバイスプリセットの登録方法の手順や詳細については、デバイスプリセットの登録を参照してください。
プリセットウィザードの[入力ハードウェア/フォーマット設定]で[ビデオフォーマット]を設定するときは、下記の各フォーマットの説明を参考にしてください。
1280×1080 59.94i
1440×1080 50i
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DVCPRO HDの規格に準拠した機材からの取り込み時に、それぞれ撮影時のフレーム周波数設定と一致したフォーマットを選んでください。 |
960×720 59.94p
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VARICAMで撮影した素材をアクティブフレーム情報を参照せずにキャプチャを行う場合や、AJ-HDX900等で撮影した720/59.94p、720/29.97p、720/23.98pのキャプチャを行う場合に使用します。 |
960×720 Constant Rate Shooting over 60p
960×720 Constant Rate Shooting over 59.94p
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それぞれ、撮影時のVARICAMのフレーム周波数設定と一致したフォーマットを選んでください。アクティブフレーム情報の設定されたフレームのみをキャプチャします。 |
960×720 50p
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AJ-HDX900等で撮影した720/50p、720/25pのキャプチャを行う場合に使用します。 |
キャプチャ時や編集時のポイントや注意事項について説明しています。
キャプチャの操作は、他のIEEE1394接続機器と同様の手順です。
VARICAMの特長を活かしてきれいにスローモーションやクイックモーションするためには、編集結果として必要になる速度をあらかじめ計算しておいて撮影する必要があります。再生速度は以下の式のようになります。
再生速度(%)=タイムラインのフレームレート÷撮影時のフレームレート×100
低速度撮影の意で、ワープ効果やストロボ効果、ゴースト効果などの演出効果が得られます。
高速度撮影の意で、密度の高いフレーム映像が滑らかで高画質のスローモーションを使用した演出効果が得られます。
撮影のフレームレートを再生のフレームレートよりも下げて撮影します。
15pで撮影して30pのタイムラインを作成すると、2倍速のクイックモーションになる。
撮影時のVARICAMのフレーム周波数設定と一致したキャプチャのフォーマット([960×720 Constant Rate Shooting 59.94p]または[960×720 Constant Rate Shooting 60p])を選びます。このモードでキャプチャすると、アクティブフレームのみを取り込みバリアブルフレームレート編集対象ファイルになります。
撮影のフレームレートを再生のフレームレートよりも上げて撮影します。
45pで撮影して30pのタイムラインを作成すると、2/3倍速のスローモーションになる。
撮影時のVARICAMのフレーム周波数設定と一致したキャプチャのフォーマット([960×720 Constant Rate Shooting 59.94p]または[960×720 Constant Rate Shooting 60p])を選びます。このモードでキャプチャすると、アクティブフレームのみを取り込みバリアブルフレームレート編集対象ファイルになります。
60p(59.94p)のキャプチャのフォーマットを選びます。
このモードでキャプチャすると、撮影時の実時間をキープするように調整されます。従来のスピード設定も反映されるため、スローモーションにもクイックモーションにも対応できますが、VARICAM本来の性能を有効に活用した方法ではありません。
IEEE1394による入出力を行うため、フレーム周波数が60.00 Hzで撮影した素材の場合でも、編集時にはデッキのフレーム周波数の設定を59.94 Hzに変更してください。
[960×720 Constant Rate Shooting 59.94p]または[960×720 Constant Rate Shooting 60p]のフォーマットでキャプチャを行ったファイルでは、以下の機能が正しく動作しません。
マッチフレームジャンプ
EDLのインポート/エクスポート
オフラインクリップの復元
また、プロジェクト設定やデバイスプリセットの[出力ハードウェア/フォーマット設定]で以下のフォーマットを選んでいる場合、EDLのインポート/エクスポート機能は正しく動作しません。
960×720 59.94p
960×720 23.98p over 59.94p
960×720 29.97p over 59.94p
960×720 24p over 60p
960×720 25p over 60p
960×720 50p over 60p
960×720 50p
960×720 25p over 50p
編集中はビデオ出力されません。
詳細につきましてはVARICAM付属のマニュアル、およびパナソニック株式会社ホームページを参照してください。