EDIUSの起動時や起動後に、プロジェクトを新規作成する方法について説明しています。
プロジェクトを作成するには、まず、出力先のフォーマットに合わせて、プロジェクトのフォーマットを設定し、プロジェクトプリセットとして登録します。
アプリケーションによっては、プロジェクトプリセットがあらかじめ登録されている場合があります。その場合は、出力先のフォーマットに合わせてプロジェクトプリセットを選びます。
EDIUSをインストール後、はじめて起動したときに、作成するプロジェクトのフォーマットを設定し、プリセットとして登録しておきます。
[プロジェクトプリセット作成]ウィザードが起動します。
EDIUSで作成したいプロジェクトのフォーマットに合わせて、ビデオサイズとフレームレート、ビデオ量子化を設定します。1項目に複数チェックを入れることもできます。
ビデオ量子化ビット数を10 bitに設定すると10 bit精度を保持して編集できます。ただし、使用するエフェクトによっては、8 bit精度になる場合もあります。10 bitで読み込むことができるフォーマットは、Grass Valley、HQX AVI、非圧縮AVI、AVC-Intra、QuickTime、Grass Valley HQX MOV、XAVCです。また、10 bitで出力することができるフォーマットは、Grass Valley HQX AVI、AVC-Intra、非圧縮(v210)AVIです。
手順2で設定した内容に該当するフォーマットが一覧で表示されます。
チェックが入っているフォーマットのプリセットが作成されるので、必要に応じて、使用しないフォーマットのチェックをはずします。
[戻る]をクリックして、設定をやり直すこともできます。
[プロジェクト設定](簡易設定)ダイアログが表示され、[使用可能なプリセット]に、作成したプロジェクトプリセットがアイコンで表示されます。
作成したプロジェクトプリセットを変更するときは、[システム設定]の[アプリケーション]→[プロジェクトプリセット]で行ってください。プロジェクトプリセットの追加作成もシステム設定で行います。手順4で、[プリセットを変更して使用する]にチェックを入れて設定内容を変更しても、変更はプリセットには反映されませんのでご注意ください。
EDIUSの起動時、既存のプロジェクトプリセットを選んでプロジェクトを新規作成します。
[プロジェクト設定](簡易設定)ダイアログが表示されます。
初回起動時は、[プロジェクトプリセット作成]ウィザードが起動します。
[キャンセル]をクリックすると、[スタートアップ]ダイアログに戻ります。
[プロジェクトファイル]
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[プロジェクト名]
入力欄をクリックし、プロジェクト名を入力します。 [フォルダー]
プロジェクトの保存先を設定します。変更する場合は[...]をクリックし、フォルダーを選びます。 [プロジェクト名のフォルダー作成]にチェックを入れると、保存先にプロジェクト名のフォルダーを作成します。 |
[使用可能なプリセット]
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登録されているプロジェクトプリセットを一覧で表示します。アイコンをダブルクリックすると、選んでいるプロジェクトプリセットで新規プロジェクトファイルが開きます。 |
[プリセットを変更して使用する]
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チェックを入れると、既存のプロジェクトプリセットの詳細設定(レンダリングフォーマットやトラック数など)を変更して新規プロジェクトファイルを作成できます。既存のプロジェクトプリセットの設定内容は変更されません。 制限ユーザー用のプロファイルを使用している場合は、プロジェクトプリセットの詳細設定を変更できません。 |
[説明]
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[使用可能なプリセット]で選んでいるプロジェクトプリセットの設定内容を表示します。 |
EDIUSの起動時、既存のプロジェクトプリセットの詳細設定(レンダリングフォーマットやトラック数など)を一時的に変更してプロジェクトを作成できます。
ここで説明する操作では、設定の変更が元のプロジェクトプリセットに反映されません。初回起動時以降にプロジェクトプリセットを新規作成したり、プロジェクトプリセットの内容を変更する場合は、[システム設定]の[アプリケーション]→[プロジェクトプリセット]で行います。
[プロジェクト設定](詳細設定)ダイアログが表示されます。
[映像プリセット]
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一般的に使用されるビデオフォーマットの一覧です。リストから出力時の環境に合うビデオフォーマットを選びます。 |
[音声プリセット]
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一般的に使用されるオーディオフォーマットの一覧です。リストから出力時の環境に合うオーディオフォーマットを選びます。 |
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クリックすると、詳細設定ができます。 |
[詳細設定]
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拡張ボタンをクリックすると、[映像プリセット]と[音声プリセット]で選んだフォーマットをもとに詳細設定をカスタマイズできます。グレーアウトしている項目は、設定を変更できません。 [フレームサイズ]
リストからフレームサイズを選びます。 [カスタム]を選ぶと、ピクセル単位で数値入力して設定できます。(横幅は4の倍数を指定する必要があります。最大値は、4096×2160 pixelです。) [アスペクト比]
リストからアスペクト比を選びます。 [フレームレート]
リストからフレームレートを選びます。 [フィールドオーダー]
インターレースの場合、フィールドオーダーが選べます。 [ビデオチャンネル]
リストから、出力するチャンネル(カラーチャンネル/アルファチャンネル)を選びます。[YCbCr]を選ぶと、カラーチャンネルのみを出力します。[YCbCr + アルファ]を選ぶと、カラーチャンネルとアルファチャンネルを出力します。 [ビデオ量子化ビット数]
リストからビデオ量子化ビット数を選びます。 [プルダウンタイプ]
フレームレートが24pまたは23.98pの場合にのみ設定できます。23.98pの映像を59.94iや59.94pの映像信号に変換するときの変換方法を選びます。[プルダウン(2-3-2-3)]は滑らかに再生できますが、再編集には向かないため、最終的な出力を目的にしている場合に選びます。[アドバンスド プルダウン(2-3-3-2)]は、滑らかさは劣りますが、編集途中の一時ファイルとして作成する場合に選びます。 [立体視編集]
3D編集を行う場合は、[有効]を選びます。立体視編集モードになります。 [サンプリングレート]
リストからオーディオのサンプリングレートを選びます。 [オーディオチャンネル]
リストからオーディオチャンネル数を選びます。 [オーディオ量子化ビット数]
リストからオーディオ量子化ビット数を選びます。 |
[設定]
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[レンダリングフォーマット]
編集作業中のレンダリングやファイル出力に使用するデフォルトのコーデックを選びます。RGB、UYVY、YUY2、RGBA、v210は非圧縮AVIです。 コーデックによっては、[詳細設定]をクリックしてレンダリングの品質を設定することができます。 [オーバースキャンサイズ]
オーバースキャンを使用する場合は、比率を入力します。入力範囲は「0」~「20」です。オーバースキャンを使用しないときは「0」を入力します。 [音声基準レベル]
音声基準レベルを設定します。[オーディオミキサー]ダイアログをVUメーターに切り替えて表示する場合、設定した音声基準レベルを「0」として目盛りが表示されます。 [レイアウターリサンプリング法]
レイアウターで映像を変形するときのリサンプリング方法を選びます。 |
[シーケンス設定(デフォルト)]
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シーケンスを新規作成するときのデフォルトの設定です。 [TCプリセット]
タイムラインの開始タイムコードを入力します。 [TCモード]
プロジェクト設定がNTSCフォーマットの場合、タイムコードをドロップフレーム表示にするか、ノンドロップフレーム表示にするかを選びます。 [予定全長]
完成時の全長が決まっている場合に数値入力で設定します。設定しておくと、予定全長を超えた部分のタイムラインの色が変わります。 |
[トラック(デフォルト)]
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プロジェクトやシーケンスを新規作成するときのデフォルトのトラック数、チャンネルマップです。 [Vトラック]/[VAトラック]/[Tトラック]/[Aトラック]
クリップを配置するトラック数を設定します。 トラックは、プロジェクトを開いたあとでも任意に追加・削除できます。 [チャンネルマップ]
[オーディオチャンネルマップ]ダイアログで、各トラックのオーディオ出力チャンネルを設定できます。 |
[ビデオチャンネル]を[YCbCr + アルファ]に設定した場合に、アルファチャンネルを保持して出力することができるフォーマットは、Grass Valley HQ AVI、Grass Valley HQX AVI、非圧縮(RGBA)AVIです。
プロジェクト設定に対して正しいレンダリングフォーマットが選ばれていない場合、[レンダリングフォーマット]の項目が赤色で表示され、設定は完了できません。
[プロジェクト設定](詳細設定)ダイアログで、各コーデックのレンダリングの品質を設定することができます。
項目の内容については、[システム設定]の[ハードウェア]→[デバイスプリセット]で、[プリセットウィザード]の[設定 - Grass Valley HQ]/[設定 - Grass Valley HQX]ダイアログを参照してください。[既定値として保存]をクリックすると、現在の設定内容を既定値として保存します。
[設定 - Grass Valley HQ]/[設定 - Grass Valley HQX]ダイアログ
[セグメントエンコード]
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チェックを入れると、素材の加工をしていないクリップを再エンコードせずに出力します。出力速度は早くなります。 |
[サイズ]
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画質を選びます。 |
[品質/速度]
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品質をリストから選びます。品質が高いほど、エンコードに時間がかかります。 |
[ビットレート]
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ビットレートタイプを選びます。 [CBR]は固定転送レートとなり、エンコード時に一定のビット数を割り当てます。[平均(bps)]のリストからビットレートを選びます。直接入力することもできます。 [VBR]は可変転送レートとなり、動きや画質の複雑さによって割り当てるビット数を変化させます。[CBR]に比べてメディアの容量をより無駄なく利用でき、全体的な画質の均一化を図ることができます。[平均(bps)]と[最大(bps)]のリストから、ビットレートを選びます。直接入力することもできます。 |
[フィールドオーダー]
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インターレースの場合、フィールドオーダーが選べます。 |
[色形式]
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YUVのピクセルフォーマットをリストから選びます。 |
[プロファイル&レベル]
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プロファイル&レベルを選びます。[色形式]が[4:2:0]の場合、プロファイルはMain Profile、[4:2:2]の場合は422Profileになります。SD画質時のレベルはMain Level、HD画質時のレベルはHigh Levelになります。プロファイル&レベルは[色形式]で選んだフォーマットに合わせて変更されます。 |
[GOP構造]
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MPEGでは一定のフレーム数を1グループとし、圧縮/伸長、カット編集などはGOP単位で行われます。GOPには独立して画像が再現できる「Iフレーム」、前の画像との差分のみを記録して再現する「Pフレーム」、前と後ろの画像の差分から再現する「Bフレーム」があります。GOPのI、P、Bフレームのパターンをリストから選びます。通常は[IBBP]を選んでください。 [I-Frame Only]はIピクチャだけで構成します。編集は容易になりますがデータ量は大きくなります。 |
[ピクチャ枚数]
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1グループに含まれるフレーム数を設定します。 |
[Closed GOP]
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チェックを入れると、GOP内で情報が完結します。データ量は増えますがGOP単位で編集可能なソフトウェアなどで再編集することができます。通常はチェックをはずしてください。 |
設定できる項目は[MPEG2 Program stream]と同じです。
[セグメントエンコード]
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チェックを入れると、素材の加工をしていないクリップを再エンコードせずに出力します。出力速度は早くなります。 |
[ビットレート]
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ビットレートタイプを選びます。 [CBR]は固定転送レートとなり、エンコード時に一定のビット数を割り当てます。[平均]のリストからビットレートを選びます。直接入力することもできます。 [VBR]は可変転送レートとなり、動きや画質の複雑さによって割り当てるビット数を変化させます。[CBR]に比べてメディアの容量をより無駄なく利用でき、全体的な画質の均一化を図ることができます。[平均]と[最大]のリストから、ビットレートを選びます。直接入力することもできます。 |
[品質/速度]
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品質をリストから選びます。品質が高いほど、エンコードに時間がかかります。 |
[フィールドオーダー]
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インターレースの場合、フィールドオーダーが選べます。 |
[GOP構造]
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MPEGでは一定のフレーム数を1グループとし、圧縮/伸長、カット編集などはGOP単位で行われます。GOPには独立して画像が再現できる「Iフレーム」、前の画像との差分のみを記録して再現する「Pフレーム」、前と後ろの画像の差分から再現する「Bフレーム」があります。GOPのI、P、Bフレームのパターンをリストから選びます。通常は[IBBP]を選んでください。 [I-Frame Only]はIピクチャだけで構成します。編集は容易になりますがデータ量は大きくなります。 |
[ピクチャ枚数]
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1グループに含まれるフレーム数を設定します。 |
[Closed GOP]
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チェックを入れると、GOP内で情報が完結します。データ量は増えますがGOP単位で編集可能なソフトウェアなどで再編集することができます。通常はチェックをはずしてください。 |
[色形式]
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YUVのピクセルフォーマットをリストから選びます。 |
[プロファイル&レベル]
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プロファイル&レベルを選びます。[色形式]が[4:2:0]の場合、プロファイルはMain Profile、[4:2:2]の場合は422Profileになります。SD画質時のレベルはMain Level、HD画質時のレベルはHigh Levelになります。プロファイル&レベルは[色形式]で選んだフォーマットに合わせて変更されます。 |
[ビットレート]
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ビットレートをリストから選びます。 |
[セグメントエンコード]
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チェックを入れると、素材の加工をしていないクリップを再エンコードせずに出力します。出力速度は早くなります。 出力フォーマットのフレームレートが23.98pの場合、セグメントエンコードはできません。 [品質/速度]
リストから、再エンコードを行う部分の品質を選びます。品質が高いほど、エンコードに時間がかかります。 |
[MSDVで出力する]にチェックを入れると、MSDVコーデックのAVIに書き出します。
EDIUSを起動したあとでも、プロジェクトを新規作成できます。
編集中に新規作成をすると、プロジェクトファイルを保存するかを確認するダイアログが表示されます。
[プロジェクト設定](簡易設定)ダイアログが表示されます。
メニューバーの[ファイル]をクリックし、[新規作成]→[プロジェクト]をクリックします。
起動後のプロジェクト新規作成:[Ctrl] + [N]
プロジェクトを新規作成すると、ビンのクリップは初期化(全削除)されます。
[プリセットを変更して使用する]にチェックを入れると、既存のプロジェクトプリセットの詳細設定(レンダリングフォーマットやトラック数など)を変更してプロジェクトを作成できます。